1)簡体字と繁体字
言語はコミュニケーションの道具を提供しています。相手国の文化を理解できればできるほど、言語の交流も容易になります。この欄では、言語に関連する中国の文化、伝統および最新事情を紹介します。今回では「簡体字」と「繁体字」を見てみましょう。
〇「簡体字」とは?
漢字の発明と使用は数千年の歴史を辿ってきました。1955年に、中国では「国家文字改革委員会」が設立され、漢字の改革を展開しました。漢字改革の理由は幾つかがあり、最大の理由は、旧来の漢字は「難読」(読み難い)、「難写」(書きにくい)および「難記」(覚えにくい)などの特徴があり、国民に対する文化の普及に不利だからです。その後、1956年に「漢字簡化方案」が公布され、1964年に「簡化字総表」が公布されました。このように、漢字は「簡体字」と「繁体字」に分けられた。古来の漢字は「繁体字」といい、文字改革によって簡略された漢字は「簡体字」と呼称します。現在、中国で正式に使われている常用簡体字は2238があり、教科書、新聞紙、図書など公開出版物は、いずれも簡体字の使用に義務付けられています。以下の漢字を比較してください。
簡体字:东京惠文中国语教室
繁体字:東京惠文中國語教室
〇繁体字の使用は認めないのですか?
繁体字の使用は公開出版物では認めないですが、やはりいろいろな場合で使われています。例えば、教科書の中の古文、書法(書道)作品やお店の看板などは、依然繁体字が使われています。確かに簡体字は幾つかの利点がありますが、漢字の構造美からみれば、やはり繁体字の方がよいと思う人が多い。
〇簡体字の使用範囲は?
現在、中国大陸ではもちろん簡体字の世界ですが、香港と台湾は依然繁体字が使われています。ただし、シンガポールでは、中国の簡体字を採用しています。ちなみに、コンピュータのファンドでは、「GB」と書いたのは簡体字ですが、「BIG5」と書いたのは台湾で使う繁体字です。いずれにしても、今後は中国経済の発展に伴い、簡体字の使用範囲はますます拡大していくことが予想できます。
2)最近の流行用語

社会の急激な変化に伴い、中国では新しい単語が現れたり、旧来用語の意味が変わったりしています。以下では、2005年の一部の流行用語を紹介します。
小姐(xiǎo jiě)
本来は「お嬢様」の 意味ですが、70年代までに禁句。その後は復活されたが、最近では風俗業のイメージを帯びているから、言われたらいやな気持ちになるかもしれない。ただし、「張小姐」、「李小姐」のように苗字をつけて使えばOKです。
白领(báilǐng)
ホワイト・カラーの訳語です。事務所で働く人、頭を使って働く人の意味です。また、中産階層の意味もあります。その反対、筋肉労働者は「藍領」という。
买单(mǎidān)
「埋単」ともいい、ご勘定の意味です。たとえば、「今天我埋単!」は、「今日は僕がおごるよ」という会食ときの用語です。
AA制(AA zhì)
割り勘の意味です。従来では会食のとき誰かがおごる慣習ですが、近年、上海など大都市では、この新風も流行し始まる。
闪婚(shǎn hūn)
稲妻のように急スピードで結婚、後は急スピードで離婚する一族に対する呼称。「Shan」は瞬間の意味です。
下岗(xià gǎng)
90年代後半より国有企業の準リストラ制度です。もともと「一時帰休」の意味だが、実際に復帰は難しい。2003年以降この制度は次第に消えて、リストラ制度は堂々と登場しました。
老外(lǎo wài)
中国に滞在している外国人、特に欧米人に対する愛称。また、形容詞として使う場合もある。例えば、「低真是太老外了!」とは、「君はまったく知らないよ」の意味です。
短信(duǎnxìn)
携帯(手機)で送る短いメールのこと。いまは若い人の間に「短信」は大流行。
刘翔(Liú xiáng)
上海出身のスポーツ選手、ハードル競走の前回オリンピック大会で金メートルを手に入れた。2008北京オリンピックで金メートルをとるのが強く期待されている。
海龟(hǎi guī)
海外留学後、中国に戻った人に対する呼称。「亀」は「帰」と同音、」海外から帰国した留学生の略語です。近年、この海亀族が急速に増えて、主に上海、北京など大都市に集中しています。
小爱(xiǎo ài)
日本で有名な卓球選手福原愛の愛称です。中国人は親しい人の名前に「老」や「小」を付けるのが習慣です。ただし、「小福原」や「老田中」などのように、苗字の前につけるのはしないです。
的哥(dīgē)
北京あたりで、タクシ運転手に対するふざける呼称です。「的」は「的士」すなわちタクシです。注意:当人に呼ぶと失礼です。普通は彼らに「師傅」(shīfu)と呼びます。
(次回は、日本のアニメー作品の中国語名称を紹介します。お楽しみに。) |